Neumann

KH 120 II

130mm LF、25mm HF、MMDウェーブガイド、DSP、MA 1対応を6.0Lのバスレフ筐体に収めた、2ウェイ・アクティブ・ニアフィールドモニター。

ドライバー
LF 130mm + HF 25mm
周波数特性
44Hz〜21kHz(±3dB)
アンプ
LF 145W + HF 100W
Neumann KH 120 IIのアンスラサイト仕上げを正面から見た公式製品写真
画像: Neumann

製品概要

KH 120 IIは、Neumannが2023年に発売した2ウェイ・アクティブ・スタジオモニター。130mmのLFドライバーと25mmのHFドライバーを搭載し、前面バスレフポートとMMD(Mathematically Modelled Dispersion)ウェーブガイドを備える。推奨リスニング距離は1〜2mで、ニアフィールド用途のほか、マルチチャンネルシステムのサラウンド用としても案内されている。

信号処理はDSPで行い、クロスオーバー、FIR位相補正、保護機能、背面の音響調整を統合する。標準モデルはバランスXLRのアナログ入力とRCA端子のS/PDIF入出力を装備し、Ethernet経由でMA 1 Automatic Monitor Alignmentから設定できる。AES67音声ネットワークに対応する別モデルも用意される。

仕様

システム
2ウェイ・アクティブ・ニアフィールドモニター
ドライバー
LF:130mm(5.25インチ)、HF:25mm(1インチ)
音響方式
前面ポート式バスレフ
周波数特性
44Hz〜21kHz(±3dB)
再生周波数範囲
41Hz〜21.4kHz(±6dB)
短時間最大音圧
108dB(C) SPL(IEC 60268-5加重ノイズ、1m、標準的なリスニング条件)
アンプ
LF:145W、HF:100W(THD+N 10%、リミッター無効時)
クロスオーバー
1.7kHz、48dB/oct
FIR位相補正
120Hz〜16kHzで±45°
DSP
32bitオーディオ、64bit倍精度処理、内部48kHz
アナログ入力
XLR、電子バランス、24kΩ
デジタル入出力
S/PDIF入力/出力(RCA、75Ω)、24bit、32〜200kHz入力対応
ネットワーク制御
Ethernet(RJ45)、MA 1対応
推奨リスニング距離
1.0〜2.0m
外形寸法
287 × 182 × 227mm(高さ × 幅 × 奥行)
重量
5.4kg(1本)
キャビネット
前後:複合ポリカーボネート、スリーブ:木材、内部容積6.0L
消費電力
待機0.3W、アイドル15W、最大出力時320W

設計・技術

2ウェイ・アクティブ構成

130mm LFドライバーと25mm HFドライバーを個別のアンプで駆動する2ウェイ構成。LFには最大145W、HFには最大100Wのアンプを割り当て、独立したソフトクリップ、ピーク、温度リミッターと、LF用の振幅制限を備える。前面には2本のバスレフポートを配置する。

MMDウェーブガイド

Neumann KH 120 IIの25mm HFドライバーとMMDウェーブガイドを拡大した公式写真
画像: Neumann

25mm HFドライバーの周囲には、Neumann独自のMMD(Mathematically Modelled Dispersion)ウェーブガイドを一体化している。数学的にモデル化した形状で放射を制御するもので、Neumannは広いスイートスポットを確保し、デスク面からの反射を抑えることを目的としていると説明する。

DSPクロスオーバーと位相補正

コントローラーはデジタル・アクティブ方式で、クロスオーバー周波数は1.7kHz、スロープは48dB/oct。オーディオ信号を32bit、演算を64bit倍精度で処理し、120Hz〜16kHzの範囲で±45°のFIR位相補正を行う。アナログ入力時のレイテンシーは2.6ms、S/PDIF入力時は2.1ms。

MA 1 Automatic Monitor Alignment

背面のRJ45端子は音声入力ではなく制御ネットワーク用で、別売の測定マイクとMA 1ソフトウェアを使った自動アライメントに対応する。MA 1から室内補正、システムレベル、ディレイ、ロゴ輝度などを設定できる。

背面の音響調整

Neumann KH 120 II背面の音響調整、出力レベル、入力選択、制御切替を示す公式写真
画像: Neumann

ローカル操作ではBassとLow-Midを0/-2/-4/-6dB、HFを+1/0/-1/-2dBから選択できる。出力レベルは94/100/108/114dB SPL、入力ゲインは0〜-15dBで設定し、入力はAnalog、S/PDIF L、S/PDIF R、Monoから選択する。

XLRアナログとS/PDIF

標準モデルは電子バランスXLRアナログ入力と、75Ω RCAのS/PDIF入力/出力を備える。S/PDIFは32〜200kHzの入力サンプリングレートに対応し、出力は入力と同じサンプリングレートで送出する。

AES67は別モデル

KH 120 II AES67は、冗長化したAES67ネットワークオーディオ端子を追加した別モデル。ST 2110、ST 2022-7 redundancy、RAVENNAに対応し、Danteから生成されたAES67ストリームとも互換性を持つ。

出典

  1. 01
    NeumannKH 120 II - Active Studio Monitor

    メーカー公式製品ページ · 2026年8月15日確認

  2. 02
    NeumannKH 120 II / KH 150 Instruction Manual

    公式マニュアル · 2026年8月15日確認

  3. 03
    NeumannNext Generation Monitoring: Neumann Releases the KH 120 II

    メーカー公式プレスリリース · 2026年8月15日確認