S5H
LF 10インチ×2、MF 4インチDCH、S-ART HF、MPS/HPSウェーブガイド、合計1,100W Class Dアンプを搭載する横型3ウェイ・アクティブモニター。
- ドライバー
- LF 10インチ×2 + MF 4インチDCH + S-ART HF
- 最大音圧
- 131dB以上(ペア、1m)
- アンプ
- 700W + 300W + 100W、合計1,100W

製品概要
S5Hは、ADAM Audioが大規模スタジオとコントロールルーム向けに設計したS Seriesの横型3ウェイ・アクティブ・メインモニター。2基の10インチELE LF、4インチのコーン/ドーム複合DCH MF、折り畳み式振動板を用いるS-ART HFを搭載し、クロスオーバー周波数は250Hzと3kHzに設定される。
MFにはMPS、HFにはHPSと呼ぶアルミニウム製ウェーブガイドを組み合わせる。LFへ700W、MFへ300W、HFへ100WのClass Dアンプを割り当て、DSPがクロスオーバー、保護、ルームEQ、ディレイ、プリセット、AES3入力を処理する。
仕様
- システム
- 3ウェイ・アクティブ、バスレフ型横置きメインモニター
- ドライバー
- LF:10インチHexaCone ELE×2、MF:4インチ・カーボン複合材DCH、HF:S-ART折り畳み式振動板
- 周波数特性
- 22Hz〜50kHz(-20dB)
- 最大音圧
- 131dB以上(ペア、1m)
- アンプ
- LF:700W、MF:300W、HF:100W、Class D、合計1,100W RMS
- クロスオーバー
- 250Hz、3kHz
- 音声入力
- アナログXLR、AES3
- DSP調整
- 6バンドPEQ、LF/HFシェルビング、5プリセット、0〜5msディレイ、入力感度
- 外形寸法
- 430 × 885 × 500mm(高さ × 幅 × 奥行)
- 重量
- 72.6kg(1本)
設計・技術
2基の10インチELE LF
中央のMF/HFセクションを挟むように2基の10インチLFを左右へ配置する。LFはHexaCone振動板、3インチボイスコイル、ロングストロークのELE構造を用い、SMAと呼ぶ対称磁気回路を組み合わせる。
コーンとドームを組み合わせたDCH MF
4インチDCH MFは、コーン外周とドーム中央部を一体のカーボン複合材振動板として成形したドライバーである。250Hzから3kHzまでを担当し、LFとHFの間を独立したMF帯域として受け持つ。
折り畳み式振動板のS-ART HF
S-ARTは、折り畳んだ振動板のひだを伸縮させ、空気を押し出すHFドライバー。S5Hでは放射面積2,420mm²、速度変換比4:1、可動質量0.17gと公表されている。
MFとHFに独立したウェーブガイド
DCH MFの周囲にはMPS、S-ART HFの周囲にはHPSを配置する。どちらもアルミニウムから切削したウェーブガイドで、ADAM AudioはMFとHFの軸外応答を整え、大型コントロールルームで複数人が作業できるリスニングエリアを形成する構成としている。
3系統・合計1,100WのClass Dアンプ
LF、MF、HFへ700W、300W、100WのClass Dアンプを個別に割り当てる。DSPは3ウェイのクロスオーバーとリミッター保護に加え、6バンドPEQ、LF/HFシェルビング、ディレイ、プリセットを処理する。
背面入力と前面ポート

音声入力はアナログXLRとAES3に対応し、USB経由でDSP設定とファームウェアを管理する。2つのバスレフポートは前面下部へ配置され、内部形状には気流の乱れとポート共振を抑えるための整形が施される。
出典
- 01ADAM AudioS5H
メーカー公式製品ページ · 2026年8月15日確認
- 02ADAM AudioS5H Product Sheet
公式仕様書 · 2026年8月15日確認
- 03ADAM AudioS Series Operation Manual
公式マニュアル · 2026年8月15日確認
- 04ADAM AudioADAM Audio Introduces the S Series Range of Studio Monitors
メーカー公式プレスリリース · 2026年8月15日確認
- 05ADAM AudioMPS Waveguide
メーカー公式技術ページ · 2026年8月15日確認
- 06ADAM AudioS Series Amplifiers
メーカー公式技術ページ · 2026年8月15日確認