製品概要
KOREは、DALIが2022年のHigh End Showで発表したパッシブ・フロアスタンディング型フラッグシップスピーカー。2基の11.5インチLF、7インチMF、35mmソフトドームと10×55mm平面型エレメントで構成するEVO-KハイブリッドHFモジュールを搭載し、メーカー表記では3½+½ウェイ構成となる。
LFとMFには、デュアルボイスコイルのBalanced Driveと磁気回路内のSMC Gen-2を採用する。クロスオーバーにはSMC-KOREインダクターを用い、内部を分割した曲面キャビネット、独立バッフル、デュアルフレア型バスレフポート、樹脂複合材のベースを組み合わせる。
仕様
- システム
- 3½+½ウェイ・パッシブ、バスレフ型フロアスタンディングスピーカー
- ドライバー
- LF:11.5インチBalanced Drive SMC×2、MF:7インチBalanced Drive SMC、HF:35mmソフトドーム+10×55mm平面型エレメント
- 再生周波数範囲
- 26Hz〜34kHz(±3dB)
- 感度
- 88dB(2.83V/1m)
- 公称インピーダンス
- 4Ω
- 最大音圧
- 118dB(1m)
- クロスオーバー
- 390Hz、2.1kHz、12kHz
- 推奨アンプ出力
- 50〜1,500W
- 外形寸法
- 1,675 × 448 × 593mm(高さ × 幅 × 奥行)
- 重量
- 148kg(1本)
設計・技術
2基の11.5インチLF
上下の11.5インチLFは、2組のボイスコイルと磁気ギャップを用いるBalanced Drive構成とする。磁気回路には導電性を抑えたSMC Gen-2材料を採用し、DALIは磁束変調と渦電流に由来する歪みを減らす技術として説明している。
独立した7インチMF
7インチMFにもBalanced DriveとSMC Gen-2を採用し、紙とウッドファイバーを混合した振動板、薄く軽量化したラバーサラウンドを組み合わせる。LFとは別の帯域を受け持つKORE専用のMFドライバーである。
35mmソフトドームと平面型エレメント
EVO-Kは、DALIが自社開発・製造する35mmソフトドームと10×55mmの平面型エレメントを組み合わせる。ソフトドームを主なHFドライバーとし、12kHzから上を平面型エレメントが補う構成で、クロスオーバー周波数は2.1kHzと12kHzに設定される。
独立したアルミニウム製バッフル
HFモジュールとMFは、キャビネット中央の独立したアルミニウム製バッフルへ収める。各ドライバー周辺の形状と取り付け部をキャビネット本体から分けた構成である。
SMC-KOREインダクター
パッシブクロスオーバーには、コア材料へSMCを用いたSMC-KOREインダクターを採用する。クロスオーバー部は34kgを超える非磁性の樹脂複合材ベースへ収め、ドライバーの磁気回路とキャビネット内の圧力から分離する。
内部を分割した曲面キャビネット

キャビネットは曲面の成形ラミネートと内部補強で構成し、ドライバーごとに内部空間を分ける。LF背面のデュアルフレア型ポート、独立バッフル、樹脂複合材ベースを一体の構造へまとめている。
出典
- 01DALIDALI KORE
メーカー公式製品ページ · 2026年8月15日確認
- 02DALIDALI KORE - State of the Art Loudspeaker Technology
メーカー公式プレスリリース · 2026年8月15日確認
- 03DALIDALI History & Organisation
メーカー公式技術ページ · 2026年8月15日確認
