SH96HO
合計11基のドライバーを1本のSynergy Hornへ統合し、90°×60°の固定カバレージと139dBのピーク出力を備えるバイアンプ駆動の3ウェイ・ポイントソース。
- ドライバー
- LF 15インチ×4 + MF 4インチ×6 + HF 1.4インチ
- 公称カバレージ
- 90° × 60°
- 最大音圧
- 139dBピーク

製品概要
SH96HOは、Danley Sound LabsのSynergy Hornを採用した高出力3ウェイ・ポイントソースPAスピーカー。4基の15インチLF、6基の4インチMF、1基の1.4インチ出口HFコンプレッションドライバーを、90°×60°の単一ホーンへ結合する。大規模なスポーツ施設、アリーナ、スタジアム、礼拝施設など、長い投射距離と高い音圧が必要な用途を想定する。
駆動系はLFとMF/HFの2チャンネルに分かれたバイアンプ構成で、内蔵パワーアンプは持たない。LFとMFにはホーン内の経路を利用した音響ローパスフィルターを使い、HF回路にはSentinelリミッターを内蔵する。DanleyはDNAシリーズのアンプ/プロセッサー用プリセットも提供している。
仕様
- システム
- 3ウェイ・バイアンプ駆動Synergy Hornポイントソース
- ドライバー
- LF:15インチ×4、MF:4インチ×6、HF:1.4インチ出口コンプレッションドライバー×1
- 周波数特性
- 45Hz〜13.5kHz(±3dB)、38Hz〜15kHz(-10dB)
- 公称カバレージ
- 水平90°×垂直60°
- 最大音圧
- 連続133dB、ピーク139dB
- 感度
- 105dB SPL(2.83V/1m)
- 許容入力
- LF:2,800W連続/11,200Wピーク、MF/HF:800W連続/3,200Wピーク
- 公称インピーダンス
- LF:2Ωまたは8Ω切替、MF/HF:4Ω
- 入力端子
- NL4×2、LF:1+/1-、MF/HF:2+/2-
- エンクロージャー
- 18mmバルチックバーチ合板、ポリウレア仕上げ
- 外形寸法
- 1,143 × 673 × 635mm(高さ × 幅 × 奥行)
- 重量
- 120.2kg
設計・技術
11基のドライバーを単一ホーンへ統合

SH96HOは、LF、MF、HFを別々のホーンや筐体へ分けず、合計11基のドライバーを1本の大型ホーンへ結合する。各帯域の出力は同じホーン開口から放射され、製品全体を1つの3ウェイ・ポイントソースとして構成する。
ホーン経路を使った帯域分割
LFとMFはホーン側面の複数の開口から音を導入し、その経路と開口が音響ローパスフィルターとして働く。電気クロスオーバーだけでなく音響経路も帯域分割に使い、各帯域がホーン内で合流する位置と位相を整える構成である。
LFとMF/HFのバイアンプ駆動
入力はLFとMF/HFの2系統。LF側は配線によって2Ωまたは8Ωへ切り替えられ、MF/HF側は4Ωで動作する。内蔵アンプや汎用的なパッシブクロスオーバーだけで完結する製品ではなく、外部アンプとプロセッサーを含むシステム設計が前提となる。
HF保護とシステムプリセット
HF回路には、過大入力時に高域ドライバーを保護するSentinelリミッターを内蔵する。DanleyはDNAアンプ/プロセッサー向けの設定データを用意しており、クロスオーバー、EQ、リミッターを製品に合わせた条件で運用できる。
90°×60°の高出力ポイントソース
公称カバレージは水平90°×垂直60°で、連続133dB、ピーク139dBの最大音圧を持つ。ラインアレイのように複数台で垂直角を構成する方式ではなく、1本で決められた範囲を覆う高出力ポイントソースとして使う。
固定設備と全天候オプション
標準仕様に加え、固定設備向けのI、ツアリング向けのT、耐候性を高めたEW仕様が設定される。120.2kgの筐体には18mmバルチックバーチ合板とポリウレア仕上げを用い、吊り下げや屋外設備は用途に対応した仕様と構造設計を選ぶ。
出典
- 01Danley Sound LabsSH96HO
メーカー公式製品ページ · 2026年8月15日確認
- 02Danley Sound LabsSH96HO Specification Sheet, Revision 1
公式仕様書 · 2026年8月15日確認
- 03Danley Sound LabsSH96HO User Manual
公式マニュアル · 2026年8月15日確認