Meyer Sound

ULTRA-X40

同心配置の2基の8インチLFと3インチHF、回転式Constant-Qホーン、1,950Wピークの3chアンプ、GEN-1を統合したセルフパワード・ポイントソース。

ドライバー
LF 8インチ × 2 + HF 3インチ
カバレージ
110° × 50°(回転式)
リニアピークSPL
132.5dB(M-noise)
Meyer Sound ULTRA-X40を正面斜めから見た公式製品写真
画像: Meyer Sound

製品概要

ULTRA-X40は、Meyer Soundが2019年に発表した2ウェイ・セルフパワード・ポイントソースPAスピーカー。2基の8インチLFドライバーと、回転式110°×50° Constant-Qホーンに接続した3インチ・ダイアフラムのHFコンプレッションドライバーを搭載する。ポータブルPAのほか、劇場、コンサートホール、礼拝施設、クラブ、スタジアム、アンダーバルコニーやフロントフィルなどの固定設備にも対応する。

内部にはピーク出力1,950Wの3チャンネルClass Dアンプと、クロスオーバー、位相/周波数補正、ドライバー保護を担う信号処理を統合する。2026年の現行仕様ではGEN-1(Galileo Extended Networking)に対応し、アナログ入力に加えてMilan AVBとAES67のネットワークオーディオ、Nebraによる設定と監視を利用できる。

仕様

システム
2ウェイ・セルフパワード・ポイントソースPAスピーカー
ドライバー
LF:8インチ・コーンドライバー × 2、HF:3インチ・ダイアフラム・コンプレッションドライバー × 1
音響方式
ベンテッド(バスレフ)
動作周波数範囲
55Hz〜19.5kHz
周波数特性
56Hz〜19kHz(±4dB、自由音場、4m、1/3オクターブ分解能)
位相特性
90Hz〜19.5kHzで±45°
最大音圧
138dB(自由音場4mで測定し1mへ換算、ノイズ使用)
リニアピークSPL
132.5dB(M-noise、クレストファクター18dB)
カバレージ
110° × 50°、回転式Constant-Qホーン
アンプ
3チャンネルClass D、合計1,950Wピーク
信号処理
電子クロスオーバー、位相/周波数補正、ドライバー保護
音声入力
アナログ、Milan AVB、AES67(GEN-1)
GEN-1処理
10バンド・パラメトリックEQ、U-Shaping、ディレイ、Product Integration、環境補正
ネットワーク制御
Nebraによる設定、状態監視、テレメトリー
外形寸法
567 × 318 × 356mm(高さ × 幅 × 奥行、ハンドル含む奥行391mm)
重量
23.6kg(1本)
キャビネット
多層バーチ合板、台形、パンチングスチールグリル
設置
M8リギングポイント × 11、35mmポールソケット(M20ねじ付き)

設計・技術

2ウェイ・セルフパワード構成

2基の8インチLFドライバーと、3インチ・ダイアフラムのHFコンプレッションドライバーで構成する2ウェイ方式。各LFとHFを3チャンネルClass Dアンプで個別に駆動し、合計ピーク出力は1,950W。クロスオーバー、位相/周波数補正、ドライバー保護も筐体内に統合する。

同心配置のドライバーとウェーブガイド

Meyer Sound ULTRA-X40のグリル内にある2基のLFドライバー、ウェーブガイド、HFホーンを示す公式写真
画像: Meyer Sound

2基のLFドライバーを上下に配置し、その間にある低中域ウェーブガイドの中央へHFコンプレッションドライバーとホーンを組み込む。Meyer Soundは、この同心配置によってポイントソースとしての放射を構成し、指向性制御を400Hzまで延ばすとしている。

回転式Constant-Qホーン

ULTRA-X40は110°×50°のConstant-Qホーンを搭載し、縦置きと横置きに合わせてホーンを回転できる。より狭い70°×50°のカバレージが必要な用途には、姉妹モデルULTRA-X42が用意される。

内蔵DSP

内部信号処理は電子クロスオーバー、位相/周波数補正フィルター、ドライバー保護を担当する。データシートでは、音響位相特性を90Hz〜19.5kHzで±45°としている。

GEN-1ネットワークとエンドポイント処理

2026年の現行仕様はGEN-1(Galileo Extended Networking)を内蔵する。アナログ、Milan AVB、AES67の入力に対応し、従来は外部プロセッサーで行っていた10バンド・パラメトリックEQ、U-Shaping、ディレイ、Product Integration、環境補正をスピーカー側で処理できる。

Nebraによる設定と監視

GEN-1はMeyer SoundのNebraソフトウェアから設定し、ネットワーク上のスピーカーをまとめて管理する。信号の有無、クリップ、リミッターなどの状態をテレメトリーとして確認できる。

ポータブルPAと固定設備

単体のポイントソースとして、ポール設置、床置き、縦/横方向の吊り下げ、複数台のクラスターに対応する。Meyer Soundは、コンサートホール、劇場、礼拝施設、クラブ、テーマパーク、スタジアムのほか、フロントフィル、アンダーバルコニー、小規模な拡声システムを用途として挙げている。

キャビネットとリギング

台形のベンテッドキャビネットは多層バーチ合板製で、前面をパンチングスチールグリルで保護する。11か所のM8リギングポイント、M20ねじ付き35mmポールソケット、着脱式ハンドルを備え、Uブラケット、ヨーク、クラスター用プレートなどの専用アクセサリーを用意する。ウェザープロテクションとカスタムカラーもオプションで選択できる。

出典

  1. 01
    Meyer SoundULTRA-X40 Point Source

    メーカー公式製品ページ · 2026年8月15日確認

  2. 02
    Meyer SoundDatasheet - ULTRA-X40

    公式仕様書 · 2026年8月15日確認

  3. 03
    Meyer SoundOperating Instructions - ULTRA-X40

    公式マニュアル · 2026年8月15日確認

  4. 04
    Meyer SoundGEN-1 - Galileo Extended Networking

    メーカー公式技術ページ · 2026年8月15日確認

  5. 05
    Meyer SoundMeyer Sound Previews an Entirely New Point Source Loudspeaker Design at ISE

    メーカー公式プレスリリース · 2026年8月15日確認

  6. 06
    Meyer SoundMeyer Sound Highlights Next-Generation Integrated Solutions at NAMM and ISE 2026

    メーカー公式プレスリリース · 2026年8月15日確認