Vivid Audio

MOYA M1

225mm LF×8、175mmローワーMF×2、100mm MF、50mmアッパーMF、26mm HFを複合材キャビネットへ収めた5ウェイ・パッシブスピーカー。

ドライバー
LF 225mm×8 + MF系4基 + HF 26mm
再生周波数範囲
19Hz〜42kHz(-6dB)
感度
93dB(2.83V/1m)
Vivid Audio MOYA M1の前面ドライバーと側面LFを示す製品画像
画像: Vivid Audio / Ultra Sound & Vision

製品概要

MOYA M1は、Vivid Audioが2024年に発売した同社のフラッグシップ・パッシブスピーカー。8基の225mm LFを4組の対向ペアとして側面へ配置し、前面の2基の175mmローワーMF、100mm MF、50mmアッパーMF、26mm HFと合わせて、合計13ドライバーの5ウェイ構成とする。

HFからローワーMFまでの各ドライバーには、振動板背面の音を吸収するテーパードチューブを組み合わせる。キャビネットはカーボンで補強したバルサ材を芯材とする真空成形サンドイッチ複合構造で、5ウェイの帯域分割はパッシブクロスオーバーが担う。

仕様

システム
5ウェイ・13ドライバー、パッシブ、バスレフ型フロアスタンディングスピーカー
ドライバー
LF:225mm合金コーン×8、ローワーMF:175mmカーボン補強合金コーン×2、MF:100mmカーボン補強合金コーン、アッパーMF:50mm DLC合金ドーム、HF:26mm DLC合金ドーム
再生周波数範囲
19Hz〜42kHz(-6dB)
感度
93dB(2.83V/1m)
インピーダンス
公称5Ω、最小2.5Ω(40Hz)
クロスオーバー
125Hz、550Hz、1.7kHz、4kHz
許容入力
3,000W(ミュージックプログラム)
外形寸法
1,660 × 660 × 1,210mm(高さ × 幅 × 奥行)
重量
346kg(1本)

設計・技術

HFからLFまでを5帯域に分割

26mm HF、50mmアッパーMF、100mm MF、2基の175mmローワーMF、8基の225mm LFで帯域を分担する。クロスオーバー周波数は125Hz、550Hz、1.7kHz、4kHz。振幅の大きい低域から高域までを、口径と構造の異なるドライバーへ段階的に割り当てる構成である。

背面波を処理するテーパードチューブ

HF、アッパーMF、MF、ローワーMFの背後には、断面を徐々に絞った吸音チューブを接続する。Vivid Audioは、振動板背面から放射される音をチューブ内で吸収し、ドライバー背後から戻る反射を抑える構成として説明している。

4組の左右対向ペア

MOYA M1側面の225mm LFドライバーと背面ポートを示す製品画像
画像: Vivid Audio / Werner Música

8基の225mm LFは、キャビネット左右で向かい合う4組のペアとして配置される。対になるドライバーを同時に逆方向へ動かすことで、Vivid Audioはキャビネットへ伝わる反力を相殺する構成としている。

テーパード吸音路を組み込んだバスレフ方式

低域はバスレフ方式で、メーカー資料では指数関数的に断面が変化するテーパードチューブを組み合わせた構成とされる。複数のLFドライバー、内部容積、吸音路、ポートを一体の低域システムとしてまとめている。

カーボン補強バルサコアのサンドイッチ構造

外装は、バルサ材の芯をカーボン補強材で挟み、真空含浸で成形したサンドイッチ複合構造。曲面を連続させた大型筐体としながら、外板と芯材を組み合わせてシェルを構成する。

5ウェイのパッシブクロスオーバー

アンプやDSPは内蔵せず、外部アンプからの信号を内部のパッシブ回路で5帯域へ分割する。公称インピーダンスは5Ω、最小値は40Hzで2.5Ω。メーカーの許容入力表記は3,000Wのミュージックプログラムである。

出典

  1. 01
    Vivid AudioMOYA M1

    メーカー公式製品ページ · 2026年8月15日確認

  2. 02
    Vivid AudioMOYA M1 Info Sheet

    公式仕様書 · 2026年8月15日確認

  3. 03
    Vivid AudioMOYA M1 E-Brochure

    公式技術資料 · 2026年8月15日確認

  4. 04
    Vivid AudioVivid Technologies

    メーカー公式技術ページ · 2026年8月15日確認