メリーランド州ヘイガーズタウンのLive at Hub City Vinylは、2つの演奏空間をRCF中心のシステムへ更新した。隣接する大型レコード店と一体になった施設で、Main Stageはスタンディングで最大650人、Sidebarはより小規模な公演を担う。設計と施工はClair Global Integrationのクリーブランド拠点が担当した。

Main Stageの主音源は左右各3台のHL6ラインアレイ。約20フィート下手側に片側4台のHL6をディレイとして置き、奥行き方向のレベル差を整えた。低域はステージ下のS 29デュアル19インチサブウーファー2台が受け持ち、C 32とNXL 14-Aをフロントフィル、Compact A 10をサイドフィルに使う。

小規模室へ同じ構成を縮小コピーせず、部屋ごとに必要な到達距離と演目を見直した点が要所だ。音響システムの共通ブランド化は運用や保守を揃えやすい一方、客席規模に応じてラインアレイ、ポイントソース、パワード機を使い分けている。複数会場を抱える施設の実務的な設計例といえる。