Technik Museum Sinsheimは、陸上展示へ移された潜水艦U17の船内演出にGenelecの小型アクティブモニターを採用した。Laboratonium Audioproduktionenが音響コンセプトとサウンドデザインを担当し、見学者が区画を移動するにつれて機関音、ソナー、乗員の生活音が切り替わる構成を組んだ。

使用したのは8010Aが11台、8030Cが2台。8010Aは小型筐体と内蔵アンプを備え、機器スペースと配線経路が限られる船内に分散しやすい。より大きな8030Cは、低域や音圧が必要な場面を補う役割を担う。

展示音響では、再生帯域だけでなくスピーカーの存在を感じさせない配置が重要になる。U17では実物の構造を大きく変えず、音源を見学者の近くへ細かく置くことで、過度な音量に頼らず場面をつないだ。スタジオモニターを文化施設の局所再生へ転用した事例だ。