バージニアビーチのWave Churchは、2,500席の礼拝堂をL-Acoustics L-ISAへ更新した。会場は客席が約180度に広がる一方、アレイを高く吊れない構造。従来のモノラルシステムでは死角と音量差が残り、左右のイメージも客席中央に限られていた。
主システムは5本のL2Dアレイで構成する。外側にはA10i Focus 3台とA10 Wide 1台を組み合わせた4本の拡張アレイ、さらにA15iによるアウトフィルを配置。L2Dの薄い筐体によってスクリーンへの視線を遮らず、必要な水平範囲と出力を確保した。
低域は9台のKS28を中央に3列、カーディオイド構成でフライングした。L-ISAのオブジェクトベース処理により、音源位置を物理的なスピーカー列へ固定せず、広い客席でもステージ上の演奏位置と結び付けやすい。礼拝、講演、コンサートを同じ空間で行う会場に向けた、視認性と定位を両立する更新例となった。
