ウィーンのAmadeus Acousticsは、Eurovision Song Contest 2026のメインステージで自社のイマーシブ/能動音響システムを供給した。会場はWiener Stadthalleで、ライブ音響と世界規模のテレビ放送が同時に進む環境へART::IPプロセッサーとART::Directorを投入した。

ART::IPは多数の入出力とスピーカーをネットワーク上で処理し、ART::Directorが空間配置と能動音響を管理する。音源の定位だけでなく、会場の残響感や響きの長さを演目に応じて制御できるため、物理音響を固定したまま複数の場面へ対応できる。

能動音響はコンサートホール改修で使われてきたが、Eurovisionのように転換が多く、放送との整合も必要な催しでは運用速度が厳しく問われる。今回の導入は、イマーシブ再生と室内応答制御を同じネットワーク基盤で扱う規模が拡大したことを示す。