シアトルのGrace Churchは、屋外の感覚を取り込む大きな窓と広い木組みを持つ聖堂で、音響システムを更新した。中央通路は典礼、音楽、結婚式、特別行事に使われる可変的な空間であり、牧師がその中心部を歩きながら話すため、明瞭度、カバレージ、ハウリング制御が重要な条件になっていた。
Viationは1 Soundと協力し、Cannon C8ポイントソースを中心に、木部に合わせたカスタム仕上げのシステムを設計した。大型スピーカーの長距離投射ではなく、小型スピーカーを聖堂内に分散させ、C8を両側の梁外側に約15フィート間隔で設置し、ラフターに合わせて角度を調整した。隣接空間にはCannon C5を使い、Powersoft Quattrocanaliアンプが設備全体を支えている。
分散配置により、反射の多い建築内で天井やガラス面への不要なエネルギーを抑えつつ、座席と中央通路に音を届ける構成になった。システムはタイムアライメントされ、サブウーファー追加の検討後も最終的にはCannon C8のみで低域を担う形となり、礼拝でのスピーチと音楽を建築の外観を保ちながら扱う更新である。
