Brooklynのインディー・デュオRay Bullは、Please Stop Laughingツアーで北米の主要都市を回った。各地でFOHを担当したJohn Michael Youngは、Atlantaの会場勤務中にバンドと出会い、その後の公演でFOHをミックスしただけでなく、ハウス卓から別系統のモニター・ミックスも提供した。そのIEMミックスが好評だったことが、継続的な仕事につながった。
Youngは、バンドが自前のインイヤー・モニター・リグを持っていなかったため、毎晩同じ感覚で演奏できる環境を整える目的でAllen & Heath SQ-Rackを提案した。SQ-RackはSQシリーズの48チャンネル、96kHzコアをフェーダーレスのラックマウント筐体に収めたコンソールで、16系統のローカル入力も備える。Young自身はFOH用にSQ-5を持ち込み、SQ-Rackをデュオのステージボックスとしても使える構成にした。
この構成ではアナログ・スプリットを避けられ、限られた人数でも現場ごとの仕込みと撤収を簡潔にできる。ドラマーはSQ MixPadアプリを使い、手元のタブレットからワイヤレスでモニター・ミックスを操作できる。YoungもFOH側のタブレットでモニター卓を遠隔操作し、SQ-Rackからの各モニター・ミックスをFOH卓へ送ることで、自分のイヤーで個別に確認して問題を探れるようにしている。
