エジプト・カイロのNew Administrative Capital Stadiumは、サッカー試合、国家行事、大規模な公共集会に使われる会場であり、Harman Professionalの設備による会場全域の音響補強システムを備えた。システムはJBL Professional、Crown、BSSの各コンポーネントを組み合わせる。

スピーカー設計の中心はJBL VLA-C256で、スタジアム外周に20クラスターを設置する分散型構成だ。各クラスターは複数のVLA-C256をコンパクトな垂直アレイとして組み、屋根構造に取り付けて下向きに照射することで、客席ボウルへの長距離カバーと垂直指向制御を狙う。測定音圧は平均96〜100 dBA、ピーク最大108 dBAで、主要客席エリアでは±3 dB以内のレベル整合、STIは0.55〜0.65とされる。

インフラはBSS BLU-806シグナルプロセッサーとCrown DCi DriveCore Network Seriesアンプで構成され、ルーティング、EQ、ディレイアライメント、ゾーニング、リアルタイム診断、リモート管理を担う。スタジアムの光ファイバーネットワークへ統合され、中央制御室と分散アンプ位置の間で低レイテンシ伝送を行い、VLA-CシリーズのIP55相当の耐候性は同地域の屋外環境に合わせた要素として示されている。