ART::Director 1.3.1のDownmix Engineは、劇場内の多数のスピーカーへ組んだ空間ミックスを、別の再生環境へ同時に展開する機能だ。ステレオ、5.1、7.1、Atmosに加え、任意のスピーカー構成を複数並行して作成できる。
放送車、制作スタジオ、リハーサル室、楽屋へ用途別の音声を送り、会場を長時間占有せずにプリプロダクションを進められる。各ダウンミックスには空間サイズ、フェード、LFE、前方チャンネルへの出演者割り当てを個別設定できる。
更新にはADM-OSCを意識したOSCアドレス、負のスピーカーディレイ、スナップショット間クロスフェード、接続履歴なども含まれる。ダウンミックスは自動的に放送品質を保証するものではないため、最終的なバランスとラウドネスは送出先で確認すべきだが、共通素材を作る工程は大きく短縮できる。
