Tallinn City Theatreは、中世の商家16棟を結んだ複合施設内に7つの上演空間を持つ。改修では、各室の規模と用途に合わせてJBL VTX A6、B15、B18、F12、F18S、M20と、AE/AMシリーズのポイントソースを配置した。

信号処理はBSS BLU-806、BLU-50、BLU-DANを中心に、DanteとBLU linkで構成。Crown DCiとI-Techアンプが各スピーカーを駆動し、Soundcraft Ui16/Ui24Rも組み込まれた。単一機種で統一せず、ネットワークと管理方法を共通化する設計だ。

歴史建築では、配線経路、吊り点、視認性、遮音条件が部屋ごとに異なる。共通の処理・増幅基盤を持ちながら、音響出力部だけを用途別に変えることで、技術スタッフの習熟と部品管理をまとめられる。多会場施設の更新として参考になる。