AES Latin American Convention 2026が、8月10〜12日の3日間にわたりペルーの首都リマで開催される。会場はリマ商工会議所コンベンションセンター。AES Peruが主催するラテンアメリカ地域のコンベンションとして、音響に携わる専門家、学生、愛好家が集まる。

プログラムの柱は、音楽制作、音響工学、ライブ音響と放送、技術とイノベーション。国内外の専門家による講演に加え、機器やシステムを使った技術デモ、参加者同士のネットワーキングが予定されている。

会場にはImmersive Roomも設けられる。空間音響を講演だけで扱うのではなく、実際の再生環境で体験できる点が特徴だ。複数のスピーカー、信号処理、コンテンツ制作を一体として確認できる展示は、イマーシブオーディオを導入する際の具体像をつかみやすい。

ライブや放送の現場では、スピーカー、DSP、モニタリング、伝送方式が相互に関係する。分野別の講演と実機デモを同じイベント内で行うことで、個別の製品情報だけでは見えにくいシステム全体の動きを追える構成になっている。

世界規模の展示会とは異なり、地域コンベンションには現地の制作環境、教育、設備投資への関心が直接反映される。リマでの開催は、ラテンアメリカの放送、ライブ、音楽制作コミュニティが共有する課題と技術を知る機会となる。