Glensoundは、9月11〜14日にアムステルダムで開かれるIBC 2026の出展内容を発表した。創業60周年を迎える同社のブース8.F72で中心となるのが、新しいスタジオモニターGreater Divine Supernalだ。出荷は2026年末を予定している。

Greater Divine Supernalは、スピーカーのDivineとスタジオモニターのGreater Divineを土台に、ネットワーク音声への対応をさらに進めたモデル。GlensoundのEmbedded Moduleにより、1Gbネットワークと8系統のネットワーク入力、USB-C入力、ヘッドホン出力、EQ制御を本体に統合する。

放送や制作設備では、モニターは単なる再生装置ではなく、複数の信号経路へアクセスするための操作端末でもある。ネットワーク音声とUSB音声を一台で受け、必要に応じてヘッドホンへ切り替えられる構成は、限られたスペースで多くのソースを確認する現場に向く。

同じブースでは、2入力2出力のDanteインターフェースDARK22Mも展示される。アナログ、USB、Danteを小型筐体にまとめ、銅線と光ファイバーのネットワーク、冗長化、リモート制御に対応。第2世代インターカムの第1弾となるBeatrice R12 MkIIや、議会向け放送システムPBSも並ぶ。

今回のラインアップに共通するのは、IP、USB、Danteを制作現場の実際の運用へ落とし込む姿勢だ。Greater Divine Supernalも音質だけを競うモニターではなく、ネットワーク化されたスタジオの信号確認と操作を一台に集約する製品として位置づけられている。