ATSCは、A/85 Recommended Practice: Techniques for Establishing and Maintaining Audio Loudness for Digital Televisionの改訂完了を発表した。今回の改訂は2013年以来初の包括的な更新で、テレビ制作、配信、コンテンツデリバリーにおける10年以上の技術変化を反映している。

改訂版では技術的な明確化が加えられ、新たに2つの附属書が追加された。ひとつは、メタデータを用いる音声コーデックと用いない音声コーデックの双方について、ストリーミングメディアサービスで一貫したラウドネスを確立、維持するための指針を示すもの。もうひとつは、エンジニアやコンテンツ提供者が実装しやすいようにまとめたLoudness and True Peak Quick Referenceである。

A/85改訂版は、音声測定、モニタリング、制作、メタデータ管理、ダイナミックレンジ制御、ラウドネス管理を、制作から配信までの流れ全体で扱う。メディア組織がIPベースや放送・ブロードバンド混在型の配信へ移行する中、従来の放送用途を超えて指針を広げることで、複数プラットフォームで配信する際の運用上の複雑さを抑え、視聴者側の音声提示の一貫性を支える内容になっている。