Richard Ashcroftは、The Verveおよびソロでのヒットで知られる英国ロックのアーティストで、最近ソールドアウトの英国アリーナツアーを終えた。音響サポートはBritannia Rowが担当し、長年のFOHミキサーEds Johnにとって同社を使う初のツアーとなった。
ボーカルにはShure Beta 58aを使用し、IEMを使わないステージ上でモニターエンジニアのMatt Lewisが十分なクリーンレベルを得られる構成とした。ドラムにはEarthworksの各種マイク、ストリングスにはDPA4099とSchertlerのダイナミックマイクを組み合わせた。FOHではDiGiCo Quantum 338、Fourier Transform Engine、持ち込みのPro Tools録音リグを使い、ボーカルにはWaves Renaissance CompressorとF6 RTA EQ、ボーカルサブグループにはWaves C6、マスターにはWaves SSL Buss Compressor、リバーブにはValhallaとSonnoxを用いた。
システムデザイナー兼エンジニアのCraig Burnsは、d&bのSL Seriesを基にツアーのPAを設計した。目的は客席位置にかかわらず聴取体験を保ち、ステージへの漏れを抑えることで、課題としてアリーナの音響と低いトリム高が挙げられた。SL Seriesの後方キャンセルとArray Processing、十分な数のスピーカーハングにより、カバレージと配置を妥協しない運用が図られた。
