フィンランドのDSPeakerが、低域振動子用プロセッサーShakEQの新機能ABL-EQをCEDIA Expo 2026で初公開する。展示会は9月1〜4日に米デンバーで開かれ、同社はブースC517でContent-Based Adaptive Bass Liftと呼ぶ補正方式を実演する予定だ。

ShakEQ本体は2025年に発売済みで、AVレシーバーなどの音源と低域振動子用アンプの間へ接続する。2系統のRCA入力と出力を備え、振動子2台、または振動子とサブウーファーの組み合わせを個別に処理できる。アンプや振動子そのものではなく、その直前で信号を整えるDSPだ。

自動補正では付属の振動センサーを座席上に置き、3つの位置で測定する。手動EQ、クロスオーバー、ディレイ、複数プロファイルの調整も可能で、触覚再生のピークやタイミングを整える。互換マイクを追加すれば、Anti-Modeによるサブウーファー補正も利用できる。

既存機能にはBass ExtenderとDynamic Range Optimizerがある。今回予告されたABL-EQは、コンテンツに応じて低域の持ち上げ方を変える機能と説明されるが、CEDIAの出展情報と紹介記事はいずれも、Bass Extenderとのアルゴリズム上の違いや操作条件を詳述していない。

したがって今回のニュースはShakEQ本体の新製品発表ではなく、既存ハードウェアに加わる補正機能の初公開予告である。効果の大きさ、対応ファームウェア、提供時期、既存ユーザーへの更新方法は現時点で不明で、技術評価には会場デモ後の説明や測定結果を待つ必要がある。