アムステルダムのWesterparkで2026年7月下旬に開かれた第15回Milkshake Festivalで、音響会社JURがAlcons Audioのシステムを9エリアへ展開した。8つの屋外エリアと1つの屋内エリアを持つ会場は住宅と道路に囲まれ、低域の放射方向を管理することが設計上の重点になった。
低域対策の中心は、3基の18インチ・ドライバーを備えるBC543カーディオイド・ベースシステム44台だ。JURはこれらを目的別の指向性アレイとして組み、低域エネルギーを観客側へ向けながらアレイ後方への放射を抑える構成とした。
メインシステムにはLR15、LR18、LR24、LR28のラインアレイに加え、RR12、VR8、VR12、WR20を使用した。低域はBC543のほかBF181、BF362、BQ211で補い、全システムを344chのALCアンプリファイド・ラウドスピーカー・コントローラーで駆動した。
記事に示された機材数にはLR18/90が54台、LR24/80が32台、LR28/80が44台などが含まれる。JURの保有機材だけでなく、AlmaroとTTMがAlcons Ribbon Network経由で追加在庫を提供した。2エリアのDJモニターには、2年連続でWR20とLR18Bの組み合わせも使われた。
Mixは2日間の開催で騒音苦情が4件だけだったと伝える。ただし、境界での音圧測定値や前年との比較条件は記事に示されていない。したがって、方向制御の有効性は具体的なシステム構成として確認できる一方、周辺騒音への効果は主催側の報告として捉える必要がある。
