QSC CB10は、最近導入されたバッテリー駆動のポータブル・ポイントソース・スピーカーである。10インチウーファーと1インチ・コンプレッションドライバーにより90度の円錐状カバレージを形成し、ポールマウント、横置き、30度のチルトバックによるフロアウェッジ運用に対応する。筐体はQSC K10.2よりわずかに小さく、リチウムイオン・バッテリーを内蔵しながら重量増は約2ポンドに収まる。
背面には2系統のコンボXLR入力、ステレオAUX入力、Bluetoothオーディオ、1/4インチのフットスイッチ端子を備える。XLR出力は標準で全入力のミックスを出す構成で、QSC Loudspeaker Controlアプリから調整できる。A/B入力にはソース別プリセットとCustom設定があり、アプリ側では3バンドEQ、リバーブ、入力Aによるダッキング、スピーカー全体のContour、最大200ミリ秒のディレイ、フットスイッチ機能の割り当てを扱える。
レビューでは、プリセットEQとContourにより短時間で目的の音に近づけやすいこと、10インチ機として十分な最大SPL、ボーカルが前に出る音調、低域の量感が挙げられている。ダッキングは屋外イベントでBGM中にアナウンスを入れる用途に合い、フットスイッチはエフェクトのミュートだけでなく入力ミュートや特定入力のブーストにも使える。25ポンドを少し超える重量と大型トップハンドルにより、バッテリー内蔵機としての可搬性も重要な要素になっている。
