Fulcrum Acousticは、Fulcrum Oneソフトウェアの新バージョンを無償ダウンロードとして公開した。今回の更新は、Fulcrum Acousticのプロジェクトに向けた接続型ワークフローを拡張するもので、環境モデリング、システム設計、性能評価、設計最適化、対応ハードウェア管理を単一のソフトウェア・プラットフォーム上で扱う構成である。

Room Auralizationモードでは、仮想モデル内の任意の位置からスピーカー設計を試聴できる。ソフトウェアはユーザーが入力した環境データを使い、モデル化された音響環境内でスピーカー設計をシミュレーションする。Mix Auralizationモードでは、オブジェクトベースのミキシング・プロジェクトとFulcrumのアクティブ音響技術を、ライブ会場で聞く前にヘッドフォンで確認できる。処理はユーザーのコンピューター上でローカルに実行されるため、専用ハードウェアは不要で、ヘッドトラッキング対応ヘッドフォンを使えば没入感とリアリティを高められる。

更新版は、インテグレーター、システムデザイナー、コンサルタントが設置前にカバレージ、スピーチ明瞭度、タイムアライメント、聴取体験を確認しやすくすることを狙う。スピーカー配置やイマーシブ・ミックスを視覚的な解析だけでなく聴覚的にも検討できる点が、設計レビューの具体的な材料になる。Fulcrum Oneの新機能は、Fulcrum Oneサイトから無償で入手できる。