What Hi-Fi?は8月14日、Samsung Music Studio 7のレビューを公開した。単体で3.1.1、2台を組み合わせると3.2.2で動作するワイヤレススピーカーで、左右・センターと低域に加え、側面と上向きの放射を1筐体で担う。

ドライバーは32mmスーパーツイーター、104mmウーファー、40mmミッドレンジ3基。95×60mmのパッシブラジエーター2基が低域を補い、筐体は269×185×191mm、質量5.6kgである。同誌はLCR、ハイト、低域が物理的に存在することを確認し、Samsungの技術者は、左右と上方チャンネルを基にした位相制御信号をフロントへ加えて不要な指向性の広がりを抑えると説明している。

有線入力は光デジタルとHDMI eARCの2系統で、Atmos信号をテレビから受けるにはHDMIを使う。Spotify Connect、Tidal Connect、AirPlay 2、Google Cast、Roonなどのネットワーク再生にも対応するが、同誌の試聴では入力経路と音源品質による差が大きかった。ストリーミング再生では声の中低域が薄く感じられた一方、SpaceFit Sound Proが室内を補正した後は不足していた帯域が埋まり、音色に厚みが戻ったという。

とくに2台をペアにし、Blu-rayプレーヤーからテレビ経由で高品位なAtmos音源を入力した際は、広い音場、明瞭な声の定位、小型筐体から想像しにくい低域とダイナミックレンジを示したと評価された。単体でも包囲感は得られたが、左右の定位はペアより狭まる。強い低域はアプリのウーファー調整で抑えられ、映画ではAI Adaptive、音楽ではMusicモードが試聴時の選択となった。

Music Studio 7の要点は、サウンドバー由来の放射制御と室内補正を、単体でもペアでも使えるスピーカーへまとめたことにある。圧縮ストリーミングだけで能力を判断しにくく、HDMI経由のAtmos音源とSpaceFit Sound Proを組み合わせたときに、3.1.1/3.2.2設計の効果が最も明確になった。