Colorado Symphonyは、オーケストラ全体を対象とした聴覚保護施策として、常勤奏者にSensaphonics 3DME Active Ambientインイヤーモニターを導入した。プロジェクトはMarion Downs Centerとの協力で進められ、同センターの聴覚保全ディレクターであるDr. Caleb Kronenが開発と実施で中心的な役割を担った。

3DMEは内蔵アンビエントマイクで自然な聴取環境を再現し、専用アプリから左右それぞれの音を調整できる。カスタム成形の生体適合シリコンイヤーピースを主体に、一部にはゲスト奏者向けのユニバーサルフィットシステムも用意され、2 dB刻みの独立レベル調整、7バンドのステレオEQ、急な音量上昇を抑えるリミッターを備える。

Marion Downs Centerのオーディオロジーチームは、交響楽団の施設内で聴力評価、耳型採取、フィッティングを行い、奏者の業務への影響を抑えた。伝統的なオーケストラ公演に加え、クリックトラックを伴う映画音楽や増幅されたアーティストとの共演、Red Rocks Amphitheatreのように音圧が高くなりやすい会場で、外部音源と自然な音場を併せて聴く運用に使える点が示されている。