OneRepublicの継続的な国際ツアーで、モニターエンジニアChris MarinaccioはWisycomのワイヤレスIEMシステムを使用している。バンドは「Escape to Europe」と呼ばれた欧州レグを終えた後、カリフォルニアを経てオーストラリアとアジアへ移動し、今後も欧州での出演が予定されている。
システムはMTK952デュアル送信機、MPR50 IEM受信機、ADB3無指向性アンテナを中心に構成される。MarinaccioはメインステージとBステージのバンド用に1本のアンテナを使っており、アンテナをメインステージに向けた状態でも45m離れたBステージまで到達できると述べている。Wisycomのワイドバンド技術により、地域別システムを維持せず、各会場で利用可能なスペクトラムの範囲から周波数を選ぶ運用をしている。
実務上は、都市ごとに異なるRF状況の中で、IEM、クルー連絡、インターカムパックを調整する負担を減らす点が重要である。米国では混雑した帯域の隙間を使って追加のワイヤレス機器を配置し、18チャンネルすべてではなく10または12チャンネルに集中して調整できると説明されている。Marinaccioは、スタジオ経験を持つ立場から、ノイズフロア、コンプレッション、ヘッドルームがバンドのモニター環境に関わる要素であることも示している。
