Soundcatchersはロンドンを拠点とする制作音声チームで、BBC、Netflix、Sidemen、Beta Squad、Channel 4などのメディア制作に対応してきた。チームは、現場規模に合わせて拡張・縮小できるワークフローを重視し、Sound Devices 8-Seriesミキサー/レコーダーとAstral Wirelessをその基盤にしている。

同社のモバイル収録リグは、Sound Devices 888とScorpioを中心に、Astral ARX32 Wireless Receiver、Astral Mini、Astral TXトランスミッターを組み合わせる構成だ。高いチャンネル数、音声ルーティング、柔軟なコントロールを活用し、1日以下の短い撮影でも機材量を抑えながら素早く設営できる点を重視している。NetflixのInside制作では、狭い複数ゾーンの環境で出演者全員にAstral MiniまたはAstral TXを装着し、ホスト用マイクも加えたうえで、ScorpioとAstral ARX32をRF Commandの中心として使った。

この事例で実務上重要なのは、Dante over Wi-Fiによって4台のiPadをミキサーとして使い、長いケーブルを引き回さずに複雑な音声管理を行った点だ。現代の制作では、一見単純な撮影でも音声収録とRF運用が以前より複雑になっており、Soundcatchersの構成は、狭い現場、複数ゾーン、多数の送信機を同時に扱う制作に向けた具体的な運用例になっている。