Alliance for Open Mediaは、空間音響向け参照ソフトウェアOpen Audio Renderer、OARのバージョン1を公開した。Audio Codec Working GroupとStorage and Transport Formats Working Groupが共同で開発し、スピーカー再生とヘッドホン再生の両方を対象にする。

OARは、入力されたオーディオオブジェクトやチャンネル構成を、実際の再生レイアウトへ割り当てる工程の比較基準となる。オープンな実装があることで、配信、ファイル格納、デコーダー、レンダラーを別々の企業が開発しても、同じ素材で挙動を検証しやすくなる。

空間音響では、同じコンテンツでもレンダリング方法によって定位や広がりが変わる。OAR v1は製品規格そのものではなく参照実装だが、相互運用試験と研究開発の出発点を公開したことに意味がある。スピーカー配置の違いを吸収する実装にも影響しそうだ。