Telekom Center AthensはPanathinaikos BC AKTORの本拠地で、バスケットボールを含む複数用途に対応する19,000席の屋内会場だ。当初は2026年夏の完了が予定されていたが、2026年5月のEuroLeague Final Four会場に選ばれたことで工程が前倒しされ、導入期間は大きく圧縮された。

システムは、ALi60とALi90キャビネットによる14本のフライング・メインアレイを中心に構成され、d&bのカスタムフレームで中央に吊られている。外周コーナー用に4本、バスケット背後の可動席に向けた低い位置の4本、コートレベル側面席用の4本、競技エリアとコートサイド席用の2本を配置し、10台のVi-GSUBをメインアレイ後方にカーディオイド構成で吊っている。上層中央部とコーナー部には追加のALi90とALi60でディレイカバーを行い、18台の8Sがバルコニー下を補う。

要件には、90%の座席で平均100dB(A)、±3dBの均一性、37Hz〜18kHzの周波数レスポンスが含まれ、コート、可動席、下層席、上層席を独立したゾーンとして扱う必要があった。Telmacoは詳細な3Dモデルをd&b ArrayCalcに取り込み、d&bのEducation and Application Supportチームが設計と現地コミッショニングを支援し、R1 Remoteでは運用シナリオのプリセットと監視を担う。既存の館内放送ネットワークとも接続され、緊急信号のリレーに対応する構成になっている。