リスボンのK Urban Beach Clubが、KV2 Audioのポイントソース型スピーカーを中心に音響システムを更新した。テージョ川沿いでレストラン、カクテルバー、ナイトクラブを兼ね、屋内外のダンスフロア、テラス、プールを持つ会場だ。KV2は建築と既存設備を調査した上で段階導入を設計した。
メインルームにはSL412を4基、4方向のダブルステレオ構成で配置した。KV2は、開放的な室内で反射を増やさずカバレッジを確保するために広い指向性を持つSL412を選んだと説明する。側面にはフルレンジのESD15を4基置いた。
周辺部はESD8を4基、ESD6を8基で分散して覆う。低域はES1.8サブウーファー12基。アンプ群はESP2000を4台、SL3000を6台、VHD3200を3台使い、メインルームのスピーカー群を駆動する。
2室目にはSL412を2基追加したが、サブウーファー、モニター、アンプは既存設備を残した。DJモニターも当面は旧システムの一部を使う。全機材を一度に交換せず、主要空間から効果を確認して次の更新へ進む構成だ。
新システムは4月中旬から運用されている。MONDO-DRの記事は音圧分布や残響、歪みの測定値を示しておらず、音質向上は導入側とメーカーの評価に基づく。一方で、メイン、側面、周辺、低域を別々のスピーカー群へ割り当てた構成と、既存設備を残す範囲は具体的に確認できる。
