ニュージーランド出身のシンガーソングライターLordeは、4作目のスタジオアルバム『Virgin』を支えるUltrasound World Tourでアリーナ公演に戻った。Lordeは2018年のMelodramaツアーで、K2アレイを使ったL-ISAのフルアリーナ展開を行った最初のアーティストであり、2014年から全ツアーに関わるFOHエンジニアPhilip J Harveyが今回もミックスを担当している。北米、欧州、英国、ニュージーランド、オーストラリア、メキシコのソールドアウト公演を経て、8月後半から9月、10月にかけて最終フェスティバル日程を予定している。

北米レグの標準的なClair Globalのアリーナシステムは、L-Acoustics Sceneとして、3台のL2と1台のL2Dによるアレイを5本、同一構成のL Seriesアウトフィル2本、さらに220度フィル用のKara IIを左右各12台で構成した。低域はKS28を8台ずつ2本のセンターハングで計16台フライングし、ステージ前面にはフロントフィル用サブとしてKS21を4台組み込んだ。ステージリップにはA10 Wideを12台、ステージスラスト前にA10を2台、左右端にはKS21上のA10 FocusとA10 Wideでグラウンドアウトフィルを配置し、Madison Square Garden公演では大型センタービデオディスプレイへの対応として、メインフロア後方にLCR構成のL2を3台追加した。

システム駆動はL Series用にLA7.16 amplified controllerを24台、そのほかにLA12Xを18台使用し、L-ISA Processor IIは冗長機を含む2台構成だった。P1プロセッサー、Milan-AVB、LA Network Managerによる処理と制御に加え、SoundvisionのAutosolversとAutofiltersが会場ごとの調整を支え、Demonbreunは一貫した音を毎晩展開できたとしている。L2/L2DはK2 4台分と同等のカバレージを46パーセント小さく40パーセント軽い形状で担い、Clamp 1000により地上からアレイのパン方向を調整できたため、L-ISAで重要なアレイ方位の再現性とロードイン効率に実用的な意味があった。