Festival Napa Valleyは7月4〜19日の20周年プログラムで、Sound Imageが用意したMeyer SoundのPAを複数会場へ展開した。300人を超える出演者がワイナリー、劇場、屋外ステージなど60以上の場所に出演し、オペラ、オーケストラ、ジャズ、バレエまで演目が変わる運用だった。

Charles Krug WineryのメインステージはLEOPARDラインアレイを中心に、フライングした900-LFCを4台、ULTRA-X20フロントフィルを4台、処理用のGALAXY 816を組み合わせた。客席後方を高くした配置に合わせ、メインの角度と吊り高さを調整したとFOHは伝える。

舞台上にはULTRA-X20を8台置き、演奏セクションごとの分散オーケストラモニターを構成した。奏者ごとにウェッジを置く方式ではなく、必要に応じて6台のMJF-210をスポットモニターとして追加する設計で、舞台上の再生範囲を編成に合わせて変えた。

Nickel & Nickel WineryのArts for All Galaでは、ULTRA-X80メイン2台、ULTRA-X40フィル3台、UPJ-1Pフィル2台、2100-LFC 4台を使用した。大規模なラインアレイをそのまま転用せず、テント会場の規模と客席に合わせてポイントソース中心へ切り替えている。

さらに小型のULTRA-X40システムが10日間で60会場を移動し、ワイナリーの食事会や小規模演奏を担当した。FOHの記事はメーカー提供情報を基にしており、会場ごとの実測値は示していないが、メインPA、舞台モニター、移動用再生系を別々に設計した運用記録として具体性がある。