QUADのEleganは、既存機の小改良ではなく新規設計のスピーカーシリーズだ。Elegan 1は165mmの中低域と25mmソフトドームによる2ウェイ、Elegan 2は165mmウーファー2基と専用125mmミッドレンジを加えた3ウェイ構成。いずれもPeter Comeauの指揮下で開発された。

振動板は格子状に織ったケブラーへ自己減衰性樹脂を組み合わせる。クロスオーバーはLinkwitz-Rileyの音響特性を狙い、ポリプロピレンコンデンサーと帯域に応じたコイルを使用。キャビネットも共用せず、内部補強と吸音、乱流を抑えるAirflowリアポートをモデルごとに調整した。

Elegan 1は感度86dB、周波数特性56Hz〜24kHz、価格749ポンド。Elegan 2は90dB、44Hz〜24kHz、価格1499ポンドとなる。QUADの電子機器と価格帯を合わせながら、他社アンプでも組みやすい現実的な負荷と能率にまとめた点が、このシリーズの役割をよく示している。