PanasonicとHIVEは、カタール国立博物館の大規模な没入型展示環境の更新に参加した。Jean Nouvelが設計した同館では、映像投写、収蔵品、展示デザインを組み合わせ、先史時代の景観や初期集落から現代の発展まで、カタールの歴史を来館者に示している。

今回の導入はSecuoya QFC & BGL audiovisualとの協業で実施され、172基のBeebladeメディアエンジンが10ギャラリーの投写マッピングと同期再生を担う。システムは150基のBeeblade Pluto、30基のBeeblade Minima、14台のBeehiveエンクロージャーで構成され、8K 10-bit HEVC再生、施設全体のスケジューリング、VIOSOによる投写位置合わせとブレンディング、HIVEによる集中監視、レポート、制御を行う。128台のPanasonicプロジェクターはPT-RQ25K 3チップ4K DLPレーザー機へ更新され、各機は20,000ルーメン出力で、置き換え対象のPT-RQ13Kの約2倍にあたる。

HIVEのメディア処理をPanasonicプロジェクターのSDMスロットに組み込むことで、外部メディアサーバーや大規模なケーブル配線を減らす構成になっている。来館者が投写面の近くまで寄れる展示では画質とシステム性能への要求が高く、主に8Kで撮影されたコンテンツを曲面のギャラリー壁や建築面へ展開するため、運用、保守、将来拡張を見据えた簡素化が実務上の要点となる。