What Hi-Fi?は8月13日、Valerion Thunderbeat 4.1.2の実機レビューを公開した。同システムは前方2台、後方2台のサテライトとサブウーファーで4.1.2chを構成し、プロジェクターだけでなくテレビにも接続できる。
各サテライトは前向き10cmフルレンジ、上向き50mmフルレンジ、38mmツイーターを内蔵し、外形寸法は高さ23×幅14×奥行き13cm、質量2kg。サブウーファーは16.5cmユニットと120Wアンプを備える。メーカー公称のシステム合計出力は840Wで、Dolby AtmosとDTS:Xに対応する。
音声は小型ドングルへHDMI eARCで入力し、各スピーカーとはワイヤレスで接続する。Bluetooth再生には対応するが、Wi-Fiストリーミングや操作アプリ、自動マイク測定によるルーム補正は備えない。付属リモコンから低域、高域、前後サテライトの相対レベルを調整できる一方、各スピーカーの個別調整やテストトーンは用意されていない。
What Hi-Fi?は、映画再生で大きく厚みのある音、良好な帯域バランスとサブウーファーのつながり、明瞭な台詞を評価した。一方、音の立ち上がりと細部は競合機に及ばず、緩やかな強弱変化にも緊張感が不足すると報告している。効果音は各スピーカーへ局在してチャンネル間を滑らかに移動しにくく、上方向の効果も連続したドーム状の包囲感にはならなかったという。
4.1.2ch版の価格は639ポンド/799ドル/1,799豪ドル。センタースピーカーを追加した5.1.2ch構成も選べるが、What Hi-Fi?はセンターとサテライトの音色、ダイナミクス、細部表現がそろわず、4.1.2chの方が良い結果だったとした。同誌の結論は、多くのテレビ内蔵音より充実する一方、同価格以下に、より一体的で没入感の高いAtmosシステムがあるというものだ。
